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ハノイ国家大学 外国語大学 -*** - NGUYỄN THỊ THU HƢƠNG 日本語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化特徴・ ベトナム語との対照・ 「一」から「十」までの数字を含む日本語の慣用句の教授法と翻訳の提案 Đặc điểm văn hóa số từ đến 10 thành ngữ tiếng Nhật – Đối chiếu với tiếng Việt đề xuất phƣơng án giảng dạy, dịch thuật thành ngữ tiếng Nhật có từ số từ đến 10 修士課程論文 専攻:日本語学(研究方向付け) ハノイ2019年3月 Đại học Quốc Gia Hà Nội Trƣờng Đại học Ngoại Ngữ -*** - Luận văn Thạc sỹ Đề tài Đặc điểm văn hóa số từ đến 10 thành ngữ tiếng Nhật – Đối chiếu với tiếng Việt đề xuất phƣơng án giảng dạy, dịch thuật thành ngữ tiếng Nhật có từ số từ đến 10 Giáo viên hướng dẫn: Học viên: Ngày sinh: Khóa: Chun ngành: PGS.TS Ngơ Minh Thủy Nguyễn Thị Thu Hương 10/01/1993 QH2015 Ngôn ngữ Nhật Bản (định hướng nghiên cứu) Hà Nội, tháng 03/2019 警告 この論文は私の個人的な研究論文である。指導教官はゴ・ミン・トュ准教授・博 士である。 データ、結論この論文で発表された研究は完全に正直である。 私はこ の保証に対して全責任を負う。 大学院生 グエン・テイ・トュ・フオン 謝辞 本研究を逐行し学位論文をまとめるにあたり、終始暖かい激励とご指導、ご 鞭撻を頂いたハノイ国家大学外国語大学ゴ・ミン・トュイ准教授・博士に心より感 謝を申し上げます。修士課程への進学及び研究全般にわたる多大なご支援やご指導 をしていただいた先生たちに深く感謝致します。先生方のご助言やご指導なくして は、本論文の完成は不可能であったことを記すとともに、深甚の謝意を表します。 そして、学位論文審査において、貴重なご指導とご助言を頂いたハノイ国家 大学外国語大学の先生に深く感謝致します。修士課程進学から現在にわたり温かく 見守っていただくと共に、多くのご支援を贈りまして謝辞を表します。さらに、修 士課程在学中、同期生や先輩たちの存在が、研究を進めていく上で、大きな励みとな ったことを心より感謝を申し上げます。 最後に、本研究を進めるにあたり、ご支援、ご応援、ご協力を頂きながら、 ここにお名 前を記すことが出来なかった多くの方々や友達たちや家族に心から感謝を 捧げます。 Nguyen Thi Thu Huong 2019年03月 目次 序論 Error! Bookmark not defined 1.研究の背景と目的 Error! Bookmark not defined 先行研究 Error! Bookmark not defined 研究の対象と方法 Error! Bookmark not defined 論文の構成 Error! Bookmark not defined 第一章 Error! Bookmark not defined 日本語とベトナム語の慣用句及び慣用句における数字及び翻数字を含む慣用 句の概要・日越語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化的特 徴 Erro r! Bookmark not defined 1.1 日本語とベトナム語における慣用句と数字を含む慣用句の概要 Error! Bookmark not defined 1.2 日本語とベトナム語の数字を含む慣用句の概要Error! defined Bookmark not 1.3 慣用句における数字の概要 Error! Bookmark not defined 1.4 翻 数 字 を 含 む 慣 用 句 に 関 す る .Error! Bookmark not defined 概 念 1.5 日 越 語 の 慣 用 句 に お け る 数 字 の 文 化 的 特 徴 .Error ! Bookmark not defined 1.6 本章のまとめ Error! Bookmark not defined 第二章 Error! Bookmark not defined ベトナムにおいて日本語の「一」から「十」までの数字を含む慣用句の教授 及び総合練習の提案 Error! Bookmark not defined 2.1 日本語の慣用句の教育の必要性 Error! Bookmark not defined 2.2 「 一 」 か ら 「 十 」 ま で の 数 字 を 含 む 慣 用 句 に 関 す る 教 授 法 .36 2.3 「 一 」 か ら 「 十 」 ま で の 数 字 を 含 む 慣 用 句 の 総 合 練 習 の 作 成 .40 2.4.本章のまとめ 55 第三章 56 日本語からベトナム語に「一」から「十」までの数字が含まれた慣用句の訳 56 3.1 数字を含む慣用句の訳の分類 .57 3.2 慣 用 句 の 数 字 を 含 む 慣 用 句 の 訳 の 方 法 .58 3.3 「一」から「十」までの数字を含む慣用句をベトナム語に数字を含む慣 用句の訳す方法 59 3.4 「一」から「十」までの数字を持っている慣用句を日越数字を含む慣用 句を訳す際の注意すべきの事 Error! Bookmark not defined 3.5 本章のまとめ Error! Bookmark not defined 結論と今後の課題 68 参考文献 71 省略 本論文において日本語とベトナム語の慣用句における「一」から「十」まで の数字の文化的特徴と教授と関連の練習と訳の仕方を述べた。その結果、以下の通 りに結論付ける。 第1章は慣用句の定義を表した。慣用句は二つ以上の語から成るが、文節 以上の構成であり、基本的に、定型的な形式構成を持ち、表現全体で示す意味とし ては一語であるが、統語上ではいくつかの構成要素から成り、表現全体で一つのま とまった意味を表すものであり、構成語彙の個々の意味からは想定しにくく、語彙 ・統語的に分析不可能な点、比喩的な意味が多い。ベトナム語と日本語の慣用句に おける「一」から「十」までの数字の文化的特徴を示した。ベトナム語の慣用句に おける数字の文化的特徴は四つある。自然についての認識と社会についての認識と 時間と空間の数え方と産物、物事の勘定、測定を表す。日本語の慣用句における「 一」から「十」までの数字の文化的特徴は四つある。社会についての認識と日常の 場面と外見の状態と人の気持ちと励むことと人の性格と避難を表す。日本語の慣用 句における数字は時間と空間の数え方と産物、物事の勘定、測定を表さない。その 文化的特徴に対して、慣用句の代わりに、四字熟語がよく使われている。そして、 日本は工業国なので、慣用句における数字の文化的特徴は物事の勘定、測定を表さ ない。 第2章は「一」から「十」までの数字を含む慣用句の教授法と練習システ ムを提案した。簡明さ、均整、調和、リズム、言外を含む法と民族の文化的な本色 の反映という特徴によって、「一」から「十」までの数字を含む慣用句は学習者用 の会話の基準についての教授における教材と日本語の単語練習における教材として 使われるべきだと思う。「一」から「十」までの数字を含む慣用句の教授法に関し ては、三つの教授法ある。コンテキストにおける「一」から「十」までの数字を含 む慣用句の教授(Teaching Idioms in Contexts)と豊かなイラストレーションによる教授法 (rich Illustrations)とグループディスカッションによる教授法 (Group Discussion)である。「一」から「十」までの数字を含む慣用句の練習のは慣用句 を豊かにするためのと慣用句の使用の問題という2つの種類によって構成されてい る。各種類は多くの小さいグループとフォームに分けてある。 第3章は「一」から「十」までの数字を含む慣用句の訳のことについて述 べた。数字を含む慣用句の訳す技術は厳正で複雑なのである。数字を含む慣用句の 訳す技術は様々な形があり、基準は「信・達・雅」の一つしかない。異なる文書を 数字を含む慣用句を訳す時、異なる要求がある。数字を含む慣用句の訳す技術には 、様々な方法と手法があり、異なる場合や文脈に応じて適当な数字を含む慣用句の 訳す方式を選択すべきである。数字を含む慣用句を訳す時、主に修正加え逐語訳、 相当の慣用句の訳、意味の訳という三つの訳し方が使われている。どんな方式でも 、数字を含む慣用句を訳す時、意味変更または具体文脈に十分注意しないといけな い。 序論 1.研究の背景と目的 数字は生活によく使われているが、数字ずつ特徴的な意味及び文化的特徴の 意味がある。国によって、文化が違うので、その意味も変わる。数字は文化形態の 一種として単なる数値の記号あるいは数字の概念だけではなく、人類文明の発展の 過程で異なった世界観、哲学観、宗教観、価値観と審美観を反映したり、象徴した りする、かなり強く民俗文化的特徴を表現している。例えば、唐向 紅、 鷲尾 紀吉 『中国と日本の数字文化における比較研究』によると、日本人は奇数(特に1、7) が好きなのに対して、中国人は偶数(特に6、8)が好きだと報告している。 日本語とベトナム語も他の言語と同様に、慣用句を豊富に持つ言語である。 また、慣用句は人間の生活から生まれたので、数字と同じで、その国の言語独特の 伝統、生活習慣や国民性や世界観や風俗習慣など色濃く反映している。それで、日 本語とベトナム語の慣用句の用法・解釈が深く理解出来るように、言語研究だけで なく、異文化理解においても欠かせないものとなる。 現在、ベトナム語では、日本語の教授がますます発展していくとともに、若 者にも人気がある言語だということである。慣用句を勉強すると、日本語の学習者 は特徴的な意味だけではなく、日本とベトナムの文化もより深く理解出来ることが 見える。しかし、ベトナムにおける使用されている日本語の教科書と授業では、日 本語とベトナム語の慣用句のことがまだ挙げられていない。慣用句に関する基礎教 授が不十分で、発想や論理的思考ができない、練習を受けていない学習者、一般人 が増えている。 本研究の目的は、日本語とベトナム語の「数字」を含む慣用句を対象に慣用 句における使われた「一」から「十」までの数字の文化的特徴的な意味を明らかに することと共に、さらに、「一」から「十」までの数字を含む慣用句の教授と訳の 仕方を述べて、日本とベトナムの文化をより理解させることである。 Ngơ Minh Thủy (2012:124-125)によれば、日本語の慣用句における数字につい ては「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、36、50、99、100、180、300、1.000、10.000」 という数学と「半、両」という数量詞であると指摘されている。Hồng Hữu Dung、 Đỗ Thị Hồng Nhung (2017)は「漢語における慣用句と諺の特徴的な数字について」では 漢語における数字を表す256の慣用句と諺を考察・分析を行い、漢語における16の特 徴的数字を指摘した。これらの数字は「1/2、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、100、 1.000、10.000、100.000、1.000.000」となっていた。以上の2つの研究から分かるよ うに、数的にはベトナム語と日本語の間、一から十まにおける数字の出現頻度が一 番多いことが見える。本研究では、「数字」を含む日本語とベトナム語における慣 用句の中でも、一から十まにおける数字を含む慣用句を研修対象とする。「一から 十まにおける数字」を対象にすることにより、日本語とベトナム語の数字について の観点だけではなく、両国民の感情を始めとする精神的な面も明らかにできると思 われる。 先行研究[hc1] 日 本語に おけ る 動物 や 自然や 人の 体や 色 などに関 する 言葉 を 使った 慣 用 句の研 究は数多 くあるが 、数字 [u2]に関してはまだ 尐 なく、特 に、慣用句に 使われた数字の文化的特徴と数字を含む慣用句の教授と訳の仕方に関する 研 究は ほ とんどないようである 。関連の 研究は以下のように紹介する。  Giang Thị Tám (2001)は数字を表す言葉を使った慣用句についての研究で、 漢語の慣用句を考察しながら、ベトナム語の相当の慣用句との対照分析を行った。 また、研究で一般的慣用句と漢語の慣用句における文化的特徴も取り上げた。  Hồ Thị Hoài Nam (2018)は日本語とベトナム語の「数字」を含む慣用句の形 式的・統語的・意味的な分類や考察を行ってきた。その結果、以下の通りに結論付 を分析し、目標言語において最も適切な単語にことだ。 (3) 狭い意味の範囲を持つ語彙を利用する:目標言語に元言語のような概要的な 意味を持つ語彙がない場合に利用される。 (4) 広い意味の範囲を持つ語彙を利用する:上記の方法と逆で、目標言語に元言 語のような具体的な意味を持つ語彙がない場合に利用されている。 (5) 相当応用学:両方の言語で表現する意味が同様だが、応用される場面が異な る場合に利用される。元言語の語彙が目標言語に直接訳すと、応用される場面が複 数の場合に適する。 (6) 相当文化:どの言語でも他言語にはない表現、あるいはあっても文化的に違 う意味を持つ語彙がある。 (7) 相当機能:元言語の語彙が目標言語において、同意味・機能を持つ語彙がな い場合、あるいは意味が近いが、機能が異なる場合に利用される。 (8) 相当模写:目標言語に該当の語彙がない場合、元言語の意味を模写したり、 説明したりする方法である。 (9) 新語を作る:元言語の語彙の構造を分析して、それぞれ複合語、あるいは句 を形成している単語の意味を目標言語に直数字を含む慣用句し、新語を作る。 (10) 借字:目標言語に該当な語彙がない場合、元言語を借字したり、その発音を 書き直したり、あるいはそのまま記述したりする方法である。慣用句は文の中の単 語と同じ単位であるため、上記の数字を含む慣用句の訳の方法は日本語慣用句をベ トナム語に数字を含む慣用句の訳す際に参考になる。しかし、どの方法を利用して も慣用句がその場で表したい意味と使用する場面を配慮する必要がある。上記の理 論と方法に基づき、下記で日本語の数字の慣用句をベトナム語に数字を含む慣用句 の訳す祭、どの方法が利用されるのかを分析してみる。 3.3 「一」から「十」までの数字を含む慣用句をベトナム語に数字を含む慣用句の 訳す方法 61 ご存知の通り、複雑な歴史の原因でベトナム語は大きく、「純越語」と「漢 越語」に分けられている。漢越語の数は純越語より多く、これはベトナム語の最大 特徴とも言えるだろう。全ての漢字はベトナム漢語に数字を含む慣用句の訳すこと が可能である。ただし、一部の慣用句はそのままベトナム漢語に直数字を含む慣用 句しても意味が変わらないが、多くの慣用句は直数字を含む慣用句したら意味が不 明になってしまうため、漢越語に直数字を含む慣用句ではなく、表す意味を説明し、 数字を含む慣用句の訳す必要がある。数字の慣用句も同様である。そのため、数字 を含む慣用句の訳の方法も大きく次の3つに分けることができる:修正加え逐語訳、 相当の慣用句の訳、意味の訳。下記でそれぞれの方法を日本語慣用句―漢越語―ベ トナム語における意味の順番で分析する。 3.3.1 修正加え逐語訳 修正加え逐語訳とは、慣用句の構成、形態及び意味を変化せず、一つ、二つ の要素を修正し、言葉通りの訳である。 例: この訳の方法に関しては: 1) 漢越音読みが変わらず要素は主に同じく、または近い要素に訳される 例えば:漢字の得(đắc)は「取得」の得で、数字を含む慣用句を訳すとtiệnになり、便 利・両方という意味である 2) 漢越音読みが変わらず要素からと言っても数字の要素ではなくほかの要素 である場もある。 例: 九死に一生を得る Thập tử sinh 二度と再び (Đừng )Lặp lại lần thứ hai 3.3.2 一部適応訳 62 一部適応訳は適応訳の一つの部分である。適応訳とは一つ一つの相当な要素 をベトナム語に数字を含む慣用句し、同じ意味のベトナム版を生み出す。一部適応 訳とは、一部の要素を変化してベトナム語に数字を含む慣用句を訳す方式である。 例: 一河の流れ Cây có cội, nước có nguồn 一髪千鈞を引く Ngàn cân treo sợi tóc 十人十色 Chín người mười ý 3.3.3 相当の慣用句の訳 相当の慣用句の訳とは、相当の意味を持つベトナム語の慣用句を使い、意味 が変わらないが、ベトナム人向けの言い表し方で慣用句の構成がよく変更される訳 の仕方である。 例: 一の裏は六 Sơng có khúc, người có lúc; Lúc lên voi、 lúc xuống chó 一を以て万を察す Học biết mười 一家を成す Công thành danh toại 一つ穴の狢 Cùng hội thuyền 一念岩をも通す、石の上にも三年齢 Có cơng mài sắt có ngày nên kim 二千里の外故人の心 Xa mặt cách lòng 二つに一つ Đứng núi trông núi 九死に一生を得る Thập tử sinh 鶴の一声 Miệng nhà quan có gang có thép 七転び八起き Sơng có khúc, người có lúc 二枚舌を使う Lưỡi khơng xương nhiều đường lắt léo 一人相撲を取る Bách chiến bách thắng 63 3.3.4 意味の訳 数字が含まれた日本語の慣用句をベトナム語に数字を含む慣用句を訳すこ とについては、以上の方式の他、多くの慣用句はベトナム語に直数字を含む慣用句 を訳すことも、または近い意味を持っているベトナム語の慣用句が見つけることも できないため、その場合には、読者が理解できるようにベトナム語で慣用句の意味 を説明するという訳の仕方である。 例: 一身に味方なし Một thân 一難去ってまた一難 Hết khó khăn đến khó khăn khác 一山当てる Trúng tủ /may mắn nhặt vàng 一本参る Hạ địn 一糸乱れず: Chuẩn đến chân tơ kẻ tóc 一糸まとわず: Khơng chốn nương thân 一笑を買う: Bị làm trị cười 一杯食わせる: Lừa vố 一期一会: Mọi gặp gỡ với có lần nên nên trân trọng gặp gỡ ấy、 đối xử với người lịng chân thành để sau tiếc nuối) 二足のわらじ: Một người kiêm lúc hai cơng việc có tính chất khác 十八番: Sở trường (Dòng họ Ichikawa tiếng môn kịch truyền thống Kabuki biểu diễn 18 kịch từ hệ sang hệ khác、 gọi Kabuki Juhachiban (số 18) 64 lấy làm bí gia truyền dịng họ mình。) 八方塞がり: Tình trạng khơng cịn cách để xoay sở 、 bế tắc 二の足を踏む: Đôi ngả phân vân 女三人寄れば姦しい: Ba người đàn bà hợp lại giống chợ 三人寄れば文殊の知恵 : Một làm chẳng nên non Ba chụm lại lên núi cao 八方美人: Sắc nước hương trời ひと旗あげる : Thời tạo anh hùng 千里の道も一歩から: Vạn khởi đầu nan 十で神童十亓で才子二十過 ぎれば只の Tuổi nhỏ thần đồng 、lớn lên 人: người bình thường 十三月なる顔付き: Tính cách chậm rãi、 thong thả năm có mười ba tháng 十文字に履む: Khập khả khập khiễng 二世の縁: Duyên vợ chồng dài hai đời 二度ある事は三度ある: Có lần có lần hai 二千里の外故人の心: Xa mặt cách lòng 公事三年齢: Kiện tụng dài liên miên 3.4.「一」から「十」までの数字を持っている慣用句を日越数字を含む慣用句を訳す 際の注意すべきの事 数字を含む慣用句の訳は、特定の対象が理解できるようにある言語で書かれ た情報を他の言語に変更するプロセスである。4年齢間以上外国語を勉強している 方々にとって、普通の文書、また口頭で通学を訳すのは難しいことではない。しか し、慣用句は民族語の本質であり、国民知恵の結晶であり、民族文化を高度に伝え 65 るものであるため、慣用句に遭遇した時、何回も考慮して十分注意したほうがいい。 特に一般に数字を含む慣用句は人間の宗教及び社会的経験の最も完璧な組み合わせ で意味深い蓄積のものである。違う場合によって慣用句を正しく、上手く訳すため、 母語及び外国語が高度に使用できること以外、習慣理解と人生・社会的経験の蓄積 等も必要とする。 この問題を解決するため、日本語からベトナム語に数字が入り込む「一」か ら「十」までの数字を含む慣用句を訳す時に注意すべきの項目は以下通りである。 3.4.1 文字通り意味と比喩意味を分別 二段意味は慣用句の一番重要な特徴であり、普段に慣用句は文字通り意味と 比喩意味の二段意味がある。普段には特定の文脈に慣用句の比喩意味が使われ、文 字通り意味はただ実際に使用される意味を表す手段である。慣用句要素の文字通り 意味を組み合わせではなく、慣用句要素の意味を高度にくみ合わせた比喩意味を使 用される。数字慣用句を日本語からベトナム語に訳すとき、この点に注意しないと いけない。文字だけで意味を見通すと冗談になってしまう。以下の例文はハノイ国 家大学外国語大学の学生の翻訳のテストから出した。 例1:この難問を解決する方法が分かったぞ、これで一山を越せる可能性が出てき た。 間相違点数字を含む慣用句:Vì bạn hiểu cách giải vấn đề khó nên có khả “Vượt qua hịn núi” rồi。 正しい数字を含む慣用句:Vì bạn hiểu cách giải vấn đề khó khăn nên có khả vượt qua chúng rồi。 例2:仕事は定時に終わり、社員は三々亓々に帰っていった。 間相違点数字を含む慣用句:Kết thúc làm cố định người “Ba ba năm năm” trở nhà。 正しい数字を含む慣用句:Kết thúc làm cố định người đơi ngả trở nhà。 例3:彼女の顔を見て、「一雤ありそう」感じている。 66 間相違点数字を含む慣用句: Nhìn khn mặt làm tơi có cảm giác “Trời có mưa”。 正しい数字を含む慣用句:Nhìn khn mặt làm tơi có cảm giác có chuyện chẳng lành xảy ra。 3.4.2 慣用句の典故を理解すべき 日本語では、典故ある慣用句が多く、そういう慣用句は長い歴史を持つ歴史 的出来事や物語に根ざしているものなので、文字通り意味と比喩意味の間に大ギャ ップがあり、慣用句の典故、関係ある理念を理解しないと現在使用される慣用句の 比喩意味が理解できなくなってしまう。なので、意味説明の上、読者が深く理解で きるように、慣用句出典説明も必要とする。そのため、慣用句辞書の中で、たまに は細かな出典説明が付いている慣用句も記載され、例えば:他の慣用句は具体的な 典故がなくても特別な起源があり、そういう要素をわかってから慣用句の意味が理 解できるようになる。 例:  「一富士二鷹三茄子」 (Nhất phú sĩ nhì đại bàng tam cà tím) という慣用句:「一 富士二鷹三茄子」は夢、特に初夢に見ると縁起が良いものの順とされる。江戸 時代からの慣用句で、由来については諸説あるが、徳川将軍家に縁の深い駿河 の国と結び付けた説が多い。富士は言うまでもなく、鷹も茄子も駿河の名産を 並べたとする説。徳川家康の好物であるとする説。富士、愛鷹(足高)山、折 戸なす、いずれも駿河の国で高いものとする説がある。日本三大仇討を意味し ているという説(富士は曽我兄弟、鷹は忠臣蔵、茄子は伊賀・荒木又右衛門の 三十六人斬り)。江戸の駒込(現文京区)に富士山信仰の駒込富士神社があり、 近くに鷹匠の屋敷があって、駒込の名物がなすだったこととする説もある。吉 夢とする理由としては、富士は高大または「不死」、鷹はつかみ取るまたは「高」 から立身出世や栄達、茄子は成す、あるいはむだ花がない、実がたくさんなる ので子孫繁栄、などがあげられている。 67  富士は「無事」  鷹は「高い」  茄子は事を「成る」  「十字を切る」(Cầu nguyện đạo thiên chúa) という慣用句:起源はカトリック教 徒の動作からである。カトリック教徒などが神に祈る時、手で胸に十字を描く。 普通、額から胸へ向かう線を先に切る。  「三顧の礼」という慣用句:これは故事成語のひとつである。目上の人が格下 の者の許に三度も出向いてお願いをすること。中国で劉備(りゅうび)が諸葛 亮(しょかつりょう)を迎える際に三度訪ねたとする故事に由来する。黄巾の 乱の鎮圧で関羽、張飛とともに天下に名を揚げていた劉備に対して、諸葛亮は 司馬徽など一部の人にしかまだ名前を知られていなかった。しかも劉備の40代 に対し諸葛亮は20代であり社会通念上明らかな上下関係があるにもかかわらず、 それに捉われない応対をしたことから有名になった故事である。  「七種を囃す」という慣用句:ななくさ【七種】 を=囃(はや)す[=打(う)つ・ =叩(たた)く]七種の節供に、前日の夜か当日の朝に、七種の菜を俎(まない た)にのせ、吉方(えほう)に向かい「ななくさなずな、唐土の鳥と日本の鳥と 渡らぬさきに云々」などと唱えながら、これを打ちたたくのをいう。当日の朝、 この菜を七種の粥にして食べる。後世関東では、青菜と薺(なずな)とに、火箸・ すりこぎ・包丁・杒子・わり薪を合わせ七種とし、俎上などで打ち囃す。若菜 囃す。〔古今要覧稿(1821‐42)〕 《季・新年齢》この逸話は後世の日本にも 影響を与えており、木下藤吉郎が竹中重治を配下に加えるくだりで使われてい る。  「八十八夜」(はちじゅうはちや)は雑節のひとつで、立春を起算日(第 日 目)として 88 日目(立春の 87 日後の日)にあたる。もともと、太陰暦がベー スとしている日本の旧暦では暦日と季節が最悪で半月もずれるため、太陽暦を ベースとした雑節として起こり広まったものである。21 世紀初頭の現在では平 68 年齢なら 月 日、閏年齢なら 月 日である。数十年齢以上のスパンでは、 立春の変動により 月 日の年齢もある。 3.4.3 場合により適合な数字を含む慣用句の訳の方式を選ぶ 「一」から「十」までの数字を含む慣用句の訳の方式を列記したけれど、場 合に応じて適当な方式を選ばなければならず、例えば:  日越慣用句辞書に、最初は文字通り意味を説明し(場合に応じて)、そうした ら比喩意味を、最後には読者が理解できるようにベトナム語における意味等価 慣用句を列記しないといけない。もちろん、辞書の目的は使用者が慣用句につ いての基本知恵を理解でき、使用できるようなので、辞書の中で例として例文 や有名な作品の抜粋など、典故があれば典故もあげられる。  文学文章を数字を訳すとき、簡明という基準に必ず守らないといけないので、 普段にベトナム語で同じ意味を持っている慣用句を見つけたほうがいい。ベト ナム語で意味等価慣用句がなければ、文脈に応じて説明する。  通学を訳すとき、正式的な場合には、文学文章の規則に沿って通学を訳す。非 正式的な場合には意味役及び音声訳をしたら、個人の訳の時、時間が自由なの で、文字通り意味、比喩意味、及び慣用句の典故を説明したほうがいい。 ちなみに、数字を慣用句の訳は以上の項目を注意しないといけない。もう一つの留 意点は、数字の慣用句を訳す時、数字を入れなくても問題ない場合もよくあるので、 原版と比べて意味正しければ、数字無しでも良い。 その上、どんな数字を含む慣用句の訳の方式でも、慣用句が意味が変更され たかどうか、具体文脈に十分注意しないといけない。 3.5 本章のまとめ 数字を含む慣用句の訳す技術は厳正で複雑なのである。数字を含む慣用句の 訳す技術は様々な形があり、基準は「信・達・雅」の一つしかない。異なる文書を 数字を含む慣用句を訳す時、異なる要求がある。数字を含む慣用句の訳す技術には、 69 様々な方法と手法があり、異なる場合や文脈に応じて適当な数字を含む慣用句の訳 す方式を選択すべきである。 数字を含む慣用句を訳す時、主に修正加え逐語訳、相当の慣用句の訳、意味 の訳という三つの訳し方が使われている。どんな方式でも、数字を含む慣用句を訳 す時、意味変更または具体文脈に十分注意しないといけない。 70 結論と今後の課題 1.結論 本論文において日本語とベトナム語の慣用句における「一」から「十」まで の数字の文化的特徴と教授と関連の練習と訳の仕方を述べた。その結果、以下の通 りに結論付ける。 第1章は慣用句の定義を表した。慣用句は二つ以上の語から成るが、文節以 上の構成であり、基本的に、定型的な形式構成を持ち、表現全体で示す意味として は一語であるが、統語上ではいくつかの構成要素から成り、表現全体で一つのまと まった意味を表すものであり、構成語彙の個々の意味からは想定しにくく、語彙・ 統語的に分析不可能な点、比喩的な意味が多い。 第2章はベトナム語と日本語の慣用句における「一」から「十」までの数字 の文化的特徴を示した。ベトナム語の慣用句における数字の文化的特徴は四つある。 自然についての認識と社会についての認識と時間と空間の数え方と産物、物事の勘 定、測定を表す。日本語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化的特 徴は四つある。社会についての認識と日常の場面と外見の状態と人の気持ちと励む ことと人の性格と避難を表す。日本語の慣用句における数字は時間と空間の数え方 と産物、物事の勘定、測定を表さない。その文化的特徴に対して、慣用句の代わり に、四字熟語がよく使われている。そして、日本は工業国なので、慣用句における 数字の文化的特徴は物事の勘定、測定を表さない。 第3章は「一」から「十」までの数字を含む慣用句の教授法と練習システム を提案した。簡明さ、均整、調和、リズム、言外を含む法と民族の文化的な本色の 反映という特徴によって、「一」から「十」までの数字を含む慣用句は学習者用の 会話の基準についての教授における教材と日本語の単語練習における教材として使 われるべきだと思う。「一」から「十」までの数字を含む慣用句の教授法に関して は、三つの教授法ある。コンテキストにおける「一」から「十」までの数字を含む 慣用句の教授(Teaching Idioms in Contexts)と豊かなイラストレーションによる教授 71 法 (rich Illustrations)とグループディスカッションによる教授法 (Group Discussion)で ある。「一」から「十」までの数字を含む慣用句の練習のは慣用句を豊かにするた めのと慣用句の使用の問題という2つの種類によって構成されている。各種類は多 くの小さいグループとフォームに分けてある。 第4章は「一」から「十」までの数字を含む慣用句の訳のことについて述べ た。数字を含む慣用句の訳す技術は厳正で複雑なのである。数字を含む慣用句の訳 す技術は様々な形があり、基準は「信・達・雅」の一つしかない。異なる文書を数 字を含む慣用句を訳す時、異なる要求がある。数字を含む慣用句の訳す技術には、 様々な方法と手法があり、異なる場合や文脈に応じて適当な数字を含む慣用句の訳 す方式を選択すべきである。数字を含む慣用句を訳す時、主に修正加え逐語訳、相 当の慣用句の訳、意味の訳という三つの訳し方が使われている。どんな方式でも、 数字を含む慣用句を訳す時、意味変更または具体文脈に十分注意しないといけない。 2.今後の提案 本研究は論者にとっては、日本語とベトナム語慣用句については卒業論文 でも取り上げたが、慣用句における「一」から「十」までの数字の文化的特徴を考 察・分析しながら、ベトナム語と比較したものであり、能力・時間ともに限界があ ったことから、けっして十分とは言いかねる結果ではあるが、今回はここで一応の 区切りをつけることにする。残された課題は尐なくないが、今後はベトナム語と日 本語の慣用句において、「一」から「十」までの数字の以外と数量の使い方と文化 的特徴の考察も行いたい。ベトナムの日本語教授では慣用句の理解を当人の自然の 会得にまかせているのが現状であり、従来の慣用句の研究も統語論・意味論的な観 点における比較研究が多く、まだ日本語教授における体系的な研究までは行われて いない。それゆえ、将来ベトナムの慣用句教授についても掘り下げた研究を行いた いものである。 72 参考文献 日本語の文献: 有薗智美(2008)「「顔」の意味拡張に対する認知的考察」『言葉と文化』第9 号、287-301 有薗智美(2009)『身体部位詞を構成要素に持つ日本語慣用表現の認知言語学 的研究』名古 屋大学大学院国際言語文化研究科博士論文一ノ瀬恵(1988)「モンゴル語の人 称名詞と人称関係小辞について」『日本モンゴル学会紀要』第19 巻、15-29 石田プリシラ(1998)「慣用句の変異形について-形式的固定性をめぐって-」 『筑波応用言語学研究』5 号、43‐56 伊藤眞(1999)「慣用句の具象性についての一考察」『言語文化論集』51、95-177 梅谷博乏(2012)「モンゴル語の所有を表す接辞」『北方言語研究』第2 巻、 47-72 エルデネビレグ ウヤンガ(2009)「日本語とモンゴル語の格関係の対照」『信 大国語教』19、1-11 小沢重男(1993)『モンゴル語の話』大学書林 10 金水敏(2004)グローバル時代における日本語-“客観化“をめぐって-『日 語日文学研究』第49 輯, 15-30 11 角田太作(1991)『世界の言語と日本語』くろしお出版 12 賀川洋(1997)『誤解される日本人』大日本印刷株式会社 13 笠川紘史(2007)「身体語彙を含むイディオムの日英比較」『中京英文学』27 号、35-55 14 河上誓作(1996)『認知言語学の基礎』研究社出版 15 金田一晴彦・林大・柴田武(1988)『日本語百科大事典』大修館書店 16 川畠嘉美(2008)「所有表現の認知的研究:名詞化における容認性逆転現象」 『金沢大学学術情報リポジトリ』第16 号、35-44 17 李明玉(2007)『日本語と韓国語の慣用表現の差異』笠間書院 18 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Ngoại Ngữ -*** - Luận văn Thạc sỹ Đề tài Đặc điểm văn hóa số từ đến 10 thành ngữ tiếng Nhật – Đối chiếu với tiếng Việt đề xuất phƣơng án giảng dạy, dịch thuật thành ngữ tiếng Nhật có từ số từ đến. .. 自然的要素・自然現象を含む慣用 16 8 8.39 属する要 15 素を指す 慣用句 句 色を含む慣用句 14 3 7 .15 他の慣用句 81 4.05 10 25 51. 22 20 01 100 計 総計 (Ngô Minh Thủy 2 012 , p .11 9 -12 0) 上記の表 1. 1.の慣用句グループの個数から見ると、人間の身体の部位を含む 慣用句は 687 で、最も多く、二位は動物を含む慣用句である。三位は数字を含む慣... Dũng・Đỗ Thị Hồng Nhung (2 017 )は「漢語における慣用句と諺 の特徴的数字について」では漢語における数字を含む 256 の慣用句と諺を考察・分 析を行い、漢語における 16 の特徴的数字を指摘した。これらの数字は? ?1/ 2? ?1? ??2、 3、4、5、6、7、8、9? ?10 ? ?10 0? ?1. 000? ?10 .000? ?10 0.000? ?1. 000.000」となっていた。 また、研究では漢語とベトナム語の同異点を明らめにした。

Ngày đăng: 15/01/2021, 00:02

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