ラクホン大学 東洋学部 科学研究報告 テーマ 吉本ばななの作品の中の芸術についての研究 先生 TS LÊ TÂY CN ĐỒNG THỊ THU HÀ 学生 NGUYỄN THỊ HƯỜNG クラス:05ĐPN3 学号 D05601050 ベイホア、2009 年 12 月 感謝 ラ[.]
ラクホン大学 東洋学部 -X W - 科学研究報告 テーマ: 吉本ばななの作品の中の芸術についての研究 先生: TS LÊ TÂY CN ĐỒNG THỊ THU HÀ 学生: NGUYỄN THỊ HƯỜNG クラス:05ĐPN3 学号: D05601050 ベイホア、2009 年 12 月 感謝 ラクホン大学東洋学部日本学科での 年間勉強した時間はいつもお 世話になっておる。私は両親と先生と友達から手伝って、教えていただ いたから。それで、心から深く感謝でいろいろな人たちにありがたいと 思う。それは、両親と兄弟と親類は育てて、手伝ってくださった。時間 や物質などの条件をくださった。 東洋学部日本学科の先生たち、案内先生は専門知識を教えてくださった。 友達はみんな精神を励ましてくださった。 しかし、能力は限度から、必ず、間違うところがあるかもしれないが、 アドバイスをいただこうと思う。 まことに、ありがとうございます。 著者 Nguyễn Thị Hường 目次 研究の要旨 テーマを選んだ理由 テーマの研究の歴史 吉本ばななの小説の特色 研究で明らかにしていきたいこと 研究の目的 今回の研究の予定 論文の構成 第 章:吉本ばななの生活と創作の履歴 1.1.生活 1.2 吉本ばななの創作事業 1.3 出版された作品 13 第2章:吉本ばななの創作の中の芸術 2.1 吉本ばななの創作のテーマ 16 2.1.1 悲劇-死 16 2.1.2 恋愛 19 2.2 人物の作り方 27 2.2.1 日常の人物 27 2.2.2 内面の心理人物 28 2.2.3 不思議な人物 33 2.3.他の芸術の特徴 37 2.3.1 芸術空間 37 2.3.2 時間の流れについて 43 2.3.3 言語 43 2.3.4 話し声 48 第 章:吉本ばななの創作について 3.1. 吉本ばななの作品について 50 3.2 吉本ばななの作品の人道性 51 3.3 吉本ばななの作品のオカルト性 55 3.4 吉本ばななの漫画性 58 3.5 吉本ばななの作品の伝統的と現代的 59 3.6 村上春樹と吉本ばなな 62 結論 65 参考文献 ······················································· 68 付録 ··························································· 71 研究の要旨 テーマを選んだ理由 吉本ばななは有名な作家で、村上春樹とよく比較される。彼 女の作品は色々な外国語に翻訳される。彼女の小説を読む読者は 増えている。 「吉本ばなな」は面白い名前である。日本人だけでなく、外 国人にとっても「ばなな」といえば、親しくて、覚えやすい名前 だと思う。 最近日本の文学はベトナムに紹介されている。日本の有名な 作家の色々な作品は外国語に翻訳されている。その中ではベトナ ム語に翻訳されている吉本ばななの作品は 冊ある。ばななの作 品はベトナムで売れている。 吉本ばななの小説は文章が簡単、読みやすいが、よく読むと、 深い意味がある。 吉本ばななの小説は他の作家と違う。作品の言語は新規で、 人物を描写が特別だと言われている。 ばななの小説は面白い、だから日本人にもよく読まれている。 その読者の中心は若い人である。 つまり、吉本ばななの小説は読者に愛読されている。若い作 家だが、ばななは日本の文学に大きく貢献している。それで、ば ななは日本国内だけでなく、外国でもよく知られている。吉本ば ななの作品を研究するテーマはまだ少ないだが、私はばななの小 説が好きである。それで「 吉本ばななの作品の中の芸術について の研究」というテーマを選んだ。 テーマの研究の歴史 日本の文学は人類の文学の豊かさに大きく貢献している。そ のため、日本の文学は昔から各国で研究されている。ベトナムで は 1990 年以後日本の文学についての紹介と翻訳が行なわれてきて いる。例えば、“古代から 1986 まで日本の文学”という本である。 私が研究しようとする吉本ばななの作品についてもベトナム 語に翻訳されている。またウェブサイトにや雑誌にも日本文学に ついて紹介されている。 最近では村上春樹と吉本ばななの作品はベトナムでも出版さ れ、たくさんの読者を得ている。吉本ばななの名はその名面から も人にいい印象を与える。しかし、実際は吉本ばななはベトナム の多くの読者には新しい名前である。 吉本ばななの作品は『キッチン』、『N.P』、『ビンとつぐ み』、『 アムリタ 』などベトナム語に翻訳されている。わずかは 小説と短編小説を通して、ベトナムの読者が日本での文学現象で ある“バナナミア”になってきている。そしてベトナムでは吉本 ばななの現在の作品はだんだん多くの人々に注目されてきている。 そのため、私は日本の文学の中で吉本ばななの小説で示されてい る新しさと特色について研究したいと思う。 吉本ばななの小説の特色 吉本ばななは沢山の作品を書いている。ばななはほとんど登 場人物の心の内面を描いている。彼女の人物の内面の世界の表現 は深いし、上手だと思う。 ばななの小説の人物の話し方は穏やかで、親しい。 彼女の小説はとても想像力に富んでいるので、読者に感銘を 与える。 ばななの登場人物の中心は若い女性である。作品の女の人た ちは花のようなきれいな姿で描かれる。 これまでの世代の作家と違う。ばななは社会の問題、政治の 問題とか強く語っていない。ばななは日常の若者について自然体 で表現している。 ばななの小説の人物は寂しくても、楽観的だと評判されてい る。 彼女の小説は日本の文化とともに西洋の文化がみられる。 話の終わり方は読者に何かを考えさせる。 研究で明らかにしていきたいこと どんな作品内容と形を含むと言われている。作家によって、 作品の表現は違う。吉本ばななの作品もそう思う。 ばななの小説のテーマの中に「神秘」 、「愛」、「死」、「人生」 がある。吉本ばななの作品にはそれぞれ明確に特色がある。それ ぞれの巻に収録されている作品を次に挙げる。 「死」は吉本ばななの作品の多くで扱われており、四つのキ ーワードの中でも作者が最も関心を持っていることだと言える。 吉本ばななの作品には事故死や自殺が多く病死が少ないのが特徴 で、それで、周囲の人たちの喪失感は大きい。例えば『キッチ ン』で、主人公は子供の時に両親を亡くした。それから、唯一の 肉親の祖母を亡くす。 ばななの作品の神秘について、例えば、『ムーンライト・シ ャドウ』という作品で神秘として挙げられるのは、「七夕現象」と ウララの存在である。他に、神秘のことは作品の人物の夢に現わ れる。 吉本ばななは「日々の考え」の中で「愛」を描くのは苦手だ と言っている。吉本ばななにとっては恋愛と性的なものは延長線 上になくて、それらを通して何かを伝えたいという思いがないか ら苦手なのだ。 ばななの作品の愛はほとんど若者の愛である。ほかに、血縁 愛もある。 吉本ばななは“恋愛と性的なものは結びつかない”という独 特な考えを持っている。これは『キッチン』の頃から批評家によ って指摘されてきたことだが、吉本ばななの小説には描くことを 避けているかのように男女の性的な描写がほとんど出てこない。 作品の人物は死の悲劇を被るのに、楽観的に生きている。 もくげき 小説の人物は若い人でも、親しい人や恋人の死を目撃する。 この主人公は苦痛で、よく孤独だと感じている。でもばななの人 物は生活信条がとても強い。作品の若い人たちは苦しみの中で生 きている。 作品の恋は同性愛の面が見られる。ばななの小説の中で主人 公は親しい人に愛情を示す。この問題は複雑である。 せんさい 人物の描き方はとても繊細と思っている。「人間世界の内側 で起こる」現実として表現していることに、吉本ばななの作品の 「オカルト」の特徴がある。 すっきりした文書、言語は穏やかだと評判される。 ばななの小説のテーマ中心はキッチン空間と海の光景はよく に描かれている。 キッチン空間は『キッチン』の作品で、はっきり現される。 ばななの『キッチン』は家族の中で、暖かい空間を与える。その キッチン空間は狭いだけど、家族の食事で回りに集まる空気、集 合する空気を連想させている。 『TUGUMI』は海辺の町で最後の夏休みについてのマリアの記 憶である。海の景色はマリアが特色に思い出された。『 TUGUMI 』 の中では、海がほとんどあるから、読者によい印象を持つ。 研究の目的 この論文はベトナムの“ばなな現象”についての学術論文を 念願する。筆者はできるだけベトナムの読者に吉本ばななの作品 を伝えているようにしている。私もこの学術論文が後世の学生に 参考資料になるのを念願する。 ばななの作品を通じて、斬新性を研究することは日本の現代 文学を理解するのに、科学的意味がある。 この研究から彼女の作品を通じて、社会心理を反映すること と個人の期待することを理解するようになる。同時に、ベトナム の読者に大きな作家、日本の現代文学の変改を示す文学の才能を 紹介する。 今回の研究の予定 吉本ばななの作品の中の芸術を研究することから彼女の作品 を通して、さらには日本の文学の状態が分かるように、村上春樹、 村上竜など他の作家についても研究しようとしている。 論文の構成 論文は第一章と第二章と第三章を含む。 第 章:吉本ばななの生活と創作の履歴。 第2章:吉本ばななの創作の中の芸術。 第 章:吉本ばななの創作について。 第 章:吉本ばななの生活と創作の履歴 1.1.生活 吉本ばななの登場はやっぱりほんのりと衝撃的なものだった。吉 本ばななは小説を普段読まない人でも聞いたことがある名前だろう。吉 本ばなな(本名:吉本真秀子)は 1964 年 月 24 日、東京に生まれた。 吉本ばななの家族は知識で、文芸伝統的な家族である。彼女のお父さん の吉本隆明は詩人で、有名な評論家である。彼女のお姉さんのハルノ宵 子は有名な漫画家、アニメ映画家、多くの人に人気がある。お父さんの 影響で、吉本ばななは子供からさまざまな本と新聞を読んだ。それで彼 女は読書を通して、強固な教育を受けて、独立の認定を確定する。真の インスピレーショとは彼女の家族から得られるものである。 幼い頃は左目が弱視だったので、治療のために右目に眼帯をし、 ほとんど目の見えない状態の時期があった。しかし、この体験がのちの 作品に影響を与えることとなる。吉本が作家になろうと思ったのは五歳 くらいからだったそうだ。絵がうまい姉(漫画家のハルノ宵子)に影響 されて漫画家になりたい時期もあったようだ。でも、ばななは姉には勝 てないと思う。それから「それなら私は文章だ」と自然に思うようにな ったという。 げいがく 吉本ばななは 1987 年に日本大学芸術学部文藝学科を卒業し、卒業 制作の『ムーンライト・シャドウ』が芸術学部長賞を受賞した。そのあ と、彼女は自分の創作のキャリアを始めた。吉本ばななは「ばなな」と いう筆名を取った。面白い名前だから、最初の読書との良好な印象を残 す。彼女はその筆名を取った理由が単なるばななの花が好きだと言った。 外国人にとって、彼女の筆名は親しい感じがする。 伝統的と現代的、国際的と民族本色はすべて、ばななの作品の 中に結合されている。ばななの小説はさらさらな話し声で人物の内心 の色々な音調の感情を表す。美しい自然を通して、私たちに生活の美 しさ気がする。その上、ばななは女性的簡単な言葉、短い言葉を使っ きんせいび て、明るい文章は思想と語彙の均整美を作る。全部ことは他の作家と 違う特色な文体とばななを作ると言える。 3.6 村上春樹と吉本ばなな 吉本ばななと一緒に村上春樹は日本の文学の展望の作家である。 村上春樹も日本の文学を特色づける作家の代表者である。村上春樹と 吉本ばななは新しいことに接近して、特色な文体である。そして、こ の二人の作家は読者に人気がある。吉本ばななの作品は文学現象にな って、新聞は二人の作家について話すとき、「春樹とばなな現象」と いう文を使う。日本の現代文学は村上春樹と吉本ばななの名とは成功 する。 村上春樹(むらかみはるき、1949 年 月 12 日)は日本の小説 家で、米文学翻訳家である。村上は京都府京都市に生まれ、両親とも に国語教師であり、本好きの親の影響を受けて大変な読書家に育つ。 わ せ だ 早稲田大学第一文学部演劇科卒、ジャズ喫茶の経営を経てる。1979 年 に『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞した。村上春樹はアメリ むらかみりゅう カ文学から影響を受けた文体で都会生活を描く。 村 上 龍 とともに時 代を代表する作家と目される。1987 年に『ノルウェイの森』が発表さ れた。そのあと、『ノルウェイの森』は 430 万部を売って、ベストセ ラーとなる。それをきっかけに村上春樹ブームが起き、以後は国民的 支持を集めている。村上の作品は日本だけでなく、外国でも人気があ る。2006 年に特定の国民性に捉われない世界文学へ貢献した作家に贈 62 られるフランツ・カフカ賞を受賞し、以後ノーベル文学賞の有力候補 と見なされている。 ばななと村上の作品の同じ点は現在日本の青少年の孤独なこと を反映する。村上とばななの作品の中の表し方は違う。村上は痛烈に 悲劇を描く、ばななは軽く悲劇を受け入れる。ばななの作品の人物は 親しい人と恋人を悩んで、村上の作品の寂しさは独立に暮らし方を追 究するから、孤独に陥る。村上の作品の人物は現代的、自由に暮らす。 村上の作品は全体的には孤独感、静かな恐怖感、死生観をテーマとし て構成されているように思われる。特に生と死については村上春樹の 作品に共通するテーマといえるものかもしれない。「死は生の一部と してやってくる」、そして、生と死について考えさせられる。村上の 『ノルウェイの森』は色々な死があるが、悲しい空気で、重い気持ち を作らないで、死の願望を際立つ。ばななの作品は色々な悲劇がある が、人物は向上心である。 日本の文学は 11 世紀頃から今日までたくさんの作品が造られる。 村上春樹とばななの作品は日本の現代文学を目立つになる。村上の作 品の悲劇はまだ逃げ道がない、心の中の沈滞で、将来があまり明るく ないと言われる。村上の作品を分析するとき、日本と外国の批評者は 「村上は世界を造る。その中では生活の沈滞に遭う人物は現代日本の だこう 都市に沿って蛇行する。恋愛は出会う限る」という認定した。ばなな のストーリーは始めからどんなに暗く、苦しくても、ストーリーが終 わるとき、じめじめな暗闇で光を気がする。それで、ばななの文章は 明るく、楽観である。『ノルウェイの森』の中で村上の人物は自分の 生活にまつわる疑惑で、存在を肯定するために、争うようにする。結 局、苦痛に負ける。ばななの人物は良い生きるために、道を見つける。 63 村上とばななは恋のテーマについて書く。ばななの作品の恋は 主にテーマである。ばななは同性愛や性転愛などのテーマが描かれて いる。ばななは村上の作品の恋のような裸に恋を描かない。ばななの 作品は青少年の日本の習慣を反映する。村上の作品は現代文化の習慣 をもっとありありと表す。日本の現代文学の中では作家は重い精神の 傷について言及する。村上は戦争について言及して、ばななは家族の 面について言及する。村上の作品は西洋文化から影響される。ばなな と村上の文体は現代的と伝統的を持つ。作品の中で村上はアメリカの 文学を抜く。ばななは日本の文学から影響される。特に、漫画(日本 少女漫画)から影響される。村上は社会や人間や歴史や地理や政治な どテーマを作品に入る。それで、村上の作品の挿話は複雑になって、 内容が多様になる。ばななのストーリーは内容がもっと簡単だが、魅 力である。 他の特色な点は村上とばななも音楽から影響する。音楽は人物 の心の支えだった。 かぎ 村上春樹は現代文学の世界に入るために、鍵の一つである、吉 本ばななは精粋に生活の瞬間を描く作家である。村上とばななは独特 にストーリーの世界を造る。そして、村上とばななの作家の作品は世 界中の読者にアピールしていると言える。 64 結論 日本の文学は 11 世紀頃から今日までたくさんの作品造られて、と ても豊かだと言われている。日本文学の中では俳句などの詩の分野と並 んで、小説は日本の文学の中で大きな位置を占めていると言える。そし て、その内容は色々な分野に広がりと日本の文学の内容を豊かにしてい る。日本の現代文学には優れた作家がたくさんいる。その中では吉本ば ななは独特な作家の一人である。最初の作品から彼女の名は世界中に広 がっていった。そして、村上春樹と一緒にばななは日本の文学を特色づ ける作家の代表者である。新しいこととは、新しさの中によく読むと古 いことを連想すると言われている。そして、新しいことと古いことはど ちらが違うかと考えている。でも、文学の中で、新しいことと言えば、 作家の独特な文体だと言われている。それは作家の創造力の豊かさであ る。吉本ばななはそんなに作家の一人である。ばななは現在、40 歳だが、 かねはら 彼女の名声と位置は人々に承認されている。山田あみ、金原ひとみなど 今若い者の生活について、生き生きと書いて、生活の苦しいことさえ、 楽しく見えるように描かれている。ばななは軽い作風で有名である。彼 女の作品の文章は深い意味があるが描かれ方は軽い。ばななは自分の回 りのことに鋭敏な作家である。ばななの作品の人物は家族との対立と恋 の悲劇に陥ることが多い。でも、彼らは強い意志で、悲しみを乗り越え て、将来のいいことをよく考えている。ばななの小説のストーリーの世 界は狭くて、台所、ソファー、海の旅館など限られた世界である。彼女 の描く人物は日常の生活の平凡な人間である。読めば、読むほどばなな の人物の精神の内側の世界は広くなってくる。 人物の話し声は冷静で、短くて、簡明な文体である。彼女の人物 は偉大な人物ではなく、彼らは社会の中の普通な人である。その平凡な 生活の 65 中に、吉本は広い精神の世界を描く。 他の作家と比べて、ばななの新しい文体は簡単で、短く、簡明で ある。彼女の作品を貫き通しているものは個人の普通の生活、特に、若 い女性の生活である。ばななの作品は時々曖昧で、分かりにくく感じる。 彼女の作品の中では人物の心の内面の動きがたくさん描かれている。現 代の生活の中の人の気持ちは空虚で、むなし面がある。ばななの描かれ ている人物は感情が細かくて、自分の意志を強く言い表す。同時に、個 人の心の底を表現しようという強い願望がある。彼女の作品の人物は実 際には存在しない。でも、現実はそんな人たちがいるにさせられる不思 議性がある。 村上春樹と吉本ばななは現代日本の文学を代表する二人である。 その二人の作家は人間の他の存在を洗い立てる。インタビューの中で、 若い作家に向けにアドバイスを求められたとき、ばななは「書いてくだ さい。派手な方法と学説が必要ではない。他の人の言葉ではなく、自分 の言葉で表してください。」と言った。 人物の内側と感情を通して表すのはばななの作品の特色であり新 しさである。 ばななの文章は女性的で軽い文体であるとともに洗練そして深い 意味を持つ。そのことは他の作家と違う彼女の特色である。それは「ば なな現象」といわれるものについて理解するための一つの答えである。 死や恋愛とともに同性愛や性転奐などのテーマが描かれている。 それらの作品の中で語られる内容の現代の社会の中の問題でもあると言 える。ばなながこのように作品の中の人間の死や生を描く中で社会問題 けいじ についてさらりと掲示している。そして彼女の作品の中のはある面で重 い問題を重くではなくて、楽観的に受けとめ生き続けることを第一とし て、生きていく姿が見られる。 66 それは自分の問題を深刻に思うのではなく、それも生きの一つと 考え、悲しみも楽しみとして受け入れて、現実を見つめて前向きに生き ている。自殺や自暴自素ではなく、冷静に生きる、生活の意志が示され ている。それで吉本ばななの作品のテーマであり人間の生き方の新しさ を世界中の読者にアピールしていると考えられる。 67 参考文献 A ベトナム語 Yoshimoto Banana, Tập truyện ngắn Thằn lằn, Nguyễn Phương Chi dịch, NXB Văn học – Cty Nhã Nam, Hà Nội, 2006 Yoshimoto Banana, Kitchen, Lương Việt Dzũng dịch, NXB Hội Nhà văn – Cty Nhã Nam, Hà Nội, 2006 Yoshimoto Banana, N.P, Lương Việt Dzũng dịch, NXB Đà Nẵng – Cty Nhã Nam, Hà Nội, 2007 Yoshimoto Banana, Vĩnh biệt Tugumi, Vũ Hoa dịch, NXB Đà Nẵng – Cty Nhã Nam, Hà Nội, 2007 Yoshimoto Banana, Amrita, Trần Quang Huy dịch, NXB Hội Nhà Văn – Cty Nhã Nam, Hà Nội, 2008 Eiichi Aoki (chủ biên), Nhật Bản - Đất nước người, NXB Văn học, Hà Nội, 2006 Nhật Chiêu, Văn học Nhật Bản từ khởi thủy đến 1868, NXB Giáo dục, Hà Nội, 2003 Lê Tiến Dũng, Những cách tân nghệ thuật thơ Xuân Diệu, NXB Giáo dục, Hà Nội, 1998 Hà Minh Đức (chủ biên), Lý luận văn học, NXB Giáo dục, Hà Nội, 2008 10 Nguyễn Hải Hà, Thi pháp tiểu thuyết L.Tônxtôi, NXB Giáo dục, Hà Nội, 2006 11 Đào Thị Thu Hằng, Văn hóa Nhật Bản Yasunari Kawabata, NXB Giáo dục, Hà Nội, 2007 12 Lí Kim Hoa, Để hiểu văn hóa Nhật Bản, NXB Văn nghệ, TP.Hồ Chí Minh, 2006 68 13 Nguyễn Thái Hòa, Từ điển tu từ - phong cách – thi pháp học, NXB Giáo dục, Hà Nội, 2008 14 Ngô Tự Lập, Văn chương trình dụng điển, NXB Tri thức, Hà Nội, 2008 15 Lê Ngọc Trà, Lý luận văn học, NXB Trẻ, TP.Hồ Chí Minh, 2005 16 Lộc Phương Thủy (chủ biên), Quan niệm văn chương Pháp kỉ XX, NXB Văn học, Hà Nội, 2005 B.日本語 17 吉本ばなな、うたかた/サンクチュアリ、福武書店、東京、1989 18 吉本ばなな、キッチン、福武書店、東京、1988 19 吉本ばなな、TUGUMI、中央公論社、東京、1989 20 吉本ばなな、とかげ、新潮社、東京、1993 21 吉本ばなな、N.P、角川書店、東京、1990 22 吉本ばなな、B 級 Banana、福武文庫、東京、1995 23 吉本ばなな、対談集、福武文庫、東京、1993 C ウェブサイト 24 http://vi.wikipedia.org/wiki/Yoshimoto_Banana/2009/05 25 http://evan.vnexpress.net/News/chan-dung/2009/05 26 http://evan.vnexpress.net/News/diem-sach/2009/05 27 http://evan.vnexpress.net/News/diem-sach/2009/05 28 http://evan.vnexpress.net/News/diem-sach/2009/05 29 http://evan.vnexpress.net/News/diem-sach/2009/06 30 http://evan.vnexpress.net/News/diem-sach/2009/06 31 http://tapchisonghuong.com.vn/index.php/2009/07 69 32 http://thptgiadinh.com/2009/07 33 http://evan.com.vn/2009/07 34 http://evan.com.vn/2009/07 35 http://Bookslut.com/2009/08 36 http://xaluan.com/modules.php/2009/08 37.http://vietnamsach.com.vn/ /2009/08 38 http://chiasecuocsong.info/showthread.php?/2009/08 39 http://ttvnol.com/forum/tacphamvanhoc/2009/08 40 http://evan.vnexpress.net/News/phe - binh/2009/08 41.http://sushi.comenthorizon.com/archives/Kitchen/2009/09 42 http://vietbao.vn/van-hoa/2009/09 43.http://hisatez.hp.infoseek.co.jp/ /2009/08 44.http://comet.tamacc.chuou.ac.jp/よしもとばなな論/2009/10 45 http://ja.wikipedia.org/wiki/2009/08/よしもとばなな 46 http://asahi-net.or.jp/2009/07/表現について読者作文 47 http://dspace.wul.waseda.ac.jp/2009/10 70 付録 吉本ばななの有名な作品を紹介する。 写真1:吉本ばななの「人生の旅をゆく」 http://www.cyzowoman.com/2009/08/post_788.html 71 写真2:吉本ばななの「とかげ」 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/7115/Book/ 72 写真3:吉本ばななの「キッチン」 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/7115/Book/ 73 写真 4:吉本ばななの「アムリタ」 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/7115/Book/ 74 写真 5:吉本ばななの「N.P」 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/7115/Book/ 75 写真 6:吉本ばななの「TUGUMI」 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/7115/Book/ 76